【浅野久美】大きなお世話と抵抗運動

From 浅野久美@月刊三橋ナビゲーター&チャンネル桜キャスター
   http://keieikagakupub.com/38news/

———————————————

「中国の読み方–地獄に引きずり込まれないために日本人が知るべきこと」
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

●他国と違う・・・中国経済成長率の算出のカラクリ
●中国に存在する”鬼の城”とは?住んでいるのは一体誰なのか?
●日経新聞に煽られて中国進出した日本企業の悲劇
●地図を横にすると見えてくる…日本は中国の世界進出を邪魔する”蓋”

http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980/index_mag.php

———————————————

気づいたらすっかり秋も深まり、月めくりカレンダーはあと二枚。
窓から風が入るともうペラペラ揺れる軽さの2015年となりました。

この時期から、なんとなく気ぜわしくなって、
少しずつ焦るように焦るようにと飼い馴らされている感じが、これまたたまらなくイヤですねぇ。
来年の手帳もとっくに並んでいるし、
年賀状印刷やらおせちの予約やらのチラシはすでに様々な買い物エリアに登場
(スーパーの袋つめ台の掲示板とかね)。
でも、今、私が何よりも恐れているのは、早々のクリスマスソングだったりいたします。

毎年のことですが、私はだいたい日本シリーズが終わった頃のタイミングで、
気の早いにもほどがあるクリスマスソング第一声をうっかりどこかで聴いてしまい、
今年いちばんの大損をこいたようなひどく暗鬱な気分になることが多いのです。

サンタさんのイラストや金と赤の装飾などのいかにもそれらしいビジュアル系よりも、
何故かメロディー系の方が前のめりに振りかぶってくるのが常
(多くはさしあたって耳に優しいワムあたりで、徐々にマライアキャリー・・からの〜、
最後は直接的なジングルベルや山下達郎にシフト)、
なのでなるべく駅ビルなどの怪しいスポットには近づかないようにしているわけなのです。

だって、せめて11月後半くらいまでは、クリスマスソングなんかまだまだ聴きたくないもん・・・
子供の頃からルーティーンになってしまい、違和感もなく受け入れている、
音楽などによる心のモード変化ですが、でも、
季節の感覚くらいは他者にコントロールされたくありませんよね。
ただでさえ、大人になると一年があっという間。
特に、街の色が日々微妙に移ろい変わるこの季節は、金木犀の香りとともにゆっくりとなるべく長く深く、
ギリギリまで晩秋を楽しみたいものです。

てなわけで、たぶん、
ハロウィンの熱が冷める来週後半あたりが最も「お初」に出くわす危険な時機かもですね。
できるだけ抵抗してやる!
・・と、相変わらず、わりとどうでもいいことにこだわりたくなってしまう、
金木犀の香りより、サンマを焼く匂いに何倍も季節を堪能できる浅野です。

ところで、ご無沙汰してしまって申し訳ありませんでした。
周囲に、緊急の出来事が重なり、ここのところずっと落ち着きのない週末でした。
近親者の緊急の手術と緊急の出産が離れた場所で重なったのもバタバタしましたが、
さらに、大好きだった叔父(親戚一の色男でした。中条きよし似)の死やら、
愛猫の深刻な病気の発覚やその対応もあり、
悲しんだり喜んだり心配したりで、なんとあろうことか今秋は
まだサンマを二回しか食べていないことが判明。これは由々しき大問題。
ボジョレーヌーボーの予約もまだなので、そろそろ我に返って落ち着きたいと思う今日この頃です。
みなさま、今週もお仕事お疲れ様でした。

今週も色々ありましたが、個人的にいちばん、
「なんだかなぁ」度の高かったニュースは、
「中国の一人っ子政策、36年ぶりに廃止」でした。
中でも特に、なんだかなぁ・・なのは、結局、「夫婦に産む自由が戻った」わけではなく、
新たに「二人までならよろしい」というあたり。

それぞれの夫婦がそれぞれ好きなように家族を形成してよい・・のではない以上、
相変わらずの「大きなお世話」計画であることに変わりはなく、
人間としての基本の営みである出産の是非までを、政府がいちいちコントロールする、という
気持ち悪さは、「永久に先進国ヅラはするなよ」、と悪態をつきたくなるレベル。
でも、その無理矢理なコントロールに馴らされてしまっていた人々も、
えらく冷ややかなリアクションのようですよ。

そもそも、人口抑制のために導入された一人っ子政策で、実際には4億人が抑制された、
というデータがありますから、「成功」なんじゃないのか・・・
という見方になりそうなものですが、
13億の人口のうち、30パーセントが50歳以上、15パーセントが60歳以上というバランスになり、
結局は労働人口や軍事人口が足りなくなる、というのですからやはりかなりの見込み違いなのでしょうね
(日本も少子高齢化の対策については、ちょっとピントがずれているようなので大きなことは言えませんが)。
それにしても、この政策のおかげで、二人目が出来て(しまい)産む選択をした夫婦にとっては、
多額な罰金を払ったり、昇進できなくなったり、多方面で社会的に冷遇されるという未来が待っている状況でした。
さらに、男の子優先・・・という考えが根強く残る地方部などでは、人身売買や誘拐事件も頻発するようになり、
一方では都市部でさえも、二人目を懐妊した妊婦さんは周囲からの圧力で堕胎を強要されるだけでなく、
こっそりと処理するために、不衛生な病院を選んで予後が悪く死亡した・・なんて不幸な事例も山のようにあるわけです。

また、現状一億人いるともいわれる、
戸籍のない「黒孩子(闇の子)」は、成長しても学校にも行かれず、
まともな職にもつけずにひっそりと生きている反面、
公には存在していない体になっている分、たとえ犯罪を犯しても表にも出ない、という
闇から闇の社会となるわけですね。
片やパスポートをふりかざして海外へ爆買いに出かける人たちとの落差は
悲劇としか言いようがありません。

36年前といえば、中国ではほぼ全員が人民服を着ていたような時代で、政府の政策には
異議を唱える風潮もなかったのでしょうけど、
(コンドームも政府から無料配布されていたそうです。)
中国自体も大きく変化した現在の世の中、「何をいまさら」という反応にもなりますよね。
っていうか、そもそも二人目三人目を望み、経済的に余裕のある人たちは、
罰金を払って堂々としているか、あるいはとっくに海外に出て、国籍もしっかり取って、
多方面に「保険」をかけていることは国内でも周知なのですから、今になって
「さあ、張り切って二人目どうぞ〜」と言われたって、
わーい、と喜ぶよりは、なんだかなぁ・・の心境ではないでしょうか。

しかし、今回の一人っ子政策完全廃止を受けて、いちばん慌てているのが
中国国内の地方政府とのこと。
なんでも、その、罰金の徴収で上がってくる金額は相当なもので
(広東省出身のある方のお話によれば、平均して、その夫婦の総月収の3〜8ヶ月分くらいの金額)、
多くの地方政府では、最も潤う財源としてかなりアテにしていたそうな。

ところで、罰金というのは正式には「社会扶養費」というものですが、
この言葉にしても、何が誰を扶養するために徴収するのかまったくわからない変なネーミングです。
(まあ、そういえば、そもそも「人民解放軍」だって、
いったい誰が何を解放するのかわからない存在ですわな)

それにしても、
「小皇帝」と言われるほど、両親と爺婆にチヤホヤされて育った中国の一人っ子のみなさんが、
今後たとえ二人っ子になったところで、こんな状況はあんまり変わらないと思われますね。


《中国化する日本の観光地》

http://www.sankei.com/west/news/151029/wst1510290065-n3.html

爆買いや爆旅行に、中国人が大挙して訪日することを歓迎するムードもいまだに色濃くありますが、
他の国からの旅行者にとって、いちばん求めていた「日本」が全然見られなかった、という不満の声を、私自身も、台湾からの留学生やスペインからの旅行者から訴えられたことがあります。

増え続ける中国からの旅行者人口に対し、我が国もそろそろ、
対中国の「人口抑制政策」を始めてもよいのではないのかしらねぇ。

というわけで、今日はハロウィンらしいですね。
派手に仮装をして、パーティーや街角に繰り出す方もいらっしゃるのでしょうか。
とりあえず私はカボチャのスープでも作ってみましょう。
あとはひたすらサンマの塩焼き。
お酒は今年「お初」の熱燗といきますかな。

ではでは、みなさまお元気によい秋を!

—メルマガ発行者よりおすすめ—

●●上海株バブルの真実… 不況が株価を引き上げる??