【白石泰稔】さかき漣とは何者か?

From 白石泰稔@株式会社PHP研究所学芸出版部編集長

————————————————————

●さかき漣『顔のない独裁者』(PHP研究所)の出版記念キャンペーン中

⇒ https://www.keieikagakupub.com/sp/SAKAKI/index.php

※出版記念キャンペーンとして、ご購入者の方には全員に、
音声ファイル「『顔のない独裁者』が100倍面白くなる特別座談会」を無料プレゼント。

※座談会のメンバーは、三橋貴明、さかき漣、平松禎史、古谷経衡。
新自由主義がもたらす恐ろしい悪夢ほか、縦横無尽にメッタ斬り。
本とは関係のないオフレコ話も、、、

※Amazon以外の街の書店でお買い上げの方も、応募できます。

————————————————————

さかき漣とは何者か──? 「三橋“神”」の方々であれ、「三橋“アンチ”」の方々であれ、そこは共通して関心があるところでしょう。私は担当編集者の役得で、今回さかき氏とともに仕事をすることができました。そこで本日は、その素顔の一部ならびに、『顔のない独裁者』の制作ウラ話を少しだけ紹介したいと思います。

これまで三橋・さかきコンビが生み出してきた政治・経済エンタメ小説『コレキヨの恋文』『真冬の向日葵』『希臘から来たソフィア』はそれぞれ話題を呼び、ネットを中心にメディアでもクローズアップされましたが、さかき漣氏が顔出しでメディアに登場することはなく、その存在はベールに包まれていました。

読者の間でも「さかき漣って男? 女?」なんて声も挙がっていたようですし、私なんぞは当初、「三橋さんが話題づくりのために設定した、架空の存在なんじゃないか?」と疑ったほどです。
「そんなこと、どうでもいいじゃないか」と、多くの方は思うでしょう。でも私にとっては、どうでもよくなかった。というのも、今回出版した『顔のない独裁者』は、2009年6月に三橋氏が単独で上梓したシュミラ・フィクション『新世紀のビッグブラザーへ』のいわば続編であり、私は当時も担当編集者だったからです。
ちなみに、2009年6月時点の三橋貴明事務所には、「さかき漣」はまだいませんでした(私が知るかぎり)。

この『新世紀の~』で描かれたような暗黒社会は、幸いにも現実の世界では出現しませんでしたが、民主党政権が誕生して以来、経済においても外交においても日本の国力が衰退したことは疑いようもなく、ある意味では三橋氏が予見した近未来よりも事態は深刻だったと言えます。

そこで、『新世紀の~』の登場人物や世界観を引き継ぎながら、「その先」の世界を三橋氏に描いてもらいたいと思い、昨年(2012年)の夏ごろ、三橋貴明事務所を訪問。と、打ち合せの席に見慣れない女性が……(しかも、けっこうカワイイ♪)。

「あ、はじめまして……ですよね? PHP研究所の白石と申します」
「あ、こちらこそ。さかき漣と申します……」

じぇじぇじぇ!(とは言わなかったけど)

このとき、さかき漣の存在を私は初めて確認したのでした。呆然としている私におかまいなく、三橋氏がこう切り出しました。

「白石さん、『その先』を書くことには私も賛成。ただ、私は今度の本では企画者・監修者に徹したい。たぶん白石さんが想像している物語よりもエグイ近未来を描きたいんだけど、ウチの所属作家・さかき漣に書かせてもらえませんか。鍛えてやってください」

我に返った私は、さかき氏に尋ねました。

「わかりました。では『新世紀のビッグブラザーへPart2』が基本コンセプトということで、進めていきましょうか。Part1をお読みになって、ご感想は?」

「……まだ読んでませんけど」
じぇじぇじぇアゲイン!(とは、もちろん言わなかったけど)

大丈夫かな……?? 三橋さん、カンベンしてよ……。と、当初はマジで思いましたが、幸いにもそれは杞憂に終わりました。

さかき漣氏の作風について私があれこれ論評するのは無粋の極みなので、それは読者の皆様のご判断にお任せします。ただし担当編集者として、一言、二言。

あのディストピア(暗黒の未来)は、三橋氏には描けなかったと思います。やはり三橋氏は「分析する人」「構想する人」であって、本書のような物語の展開と描写、登場人物の心象風景は、さかき氏の筆なくしては描けなかったと私は断言します。

もちろん原稿の段階では私もいろいろと口を出しましたが、舌を巻いたのは、打てば響くというか、その都度、何倍もブラッシュアップされた原稿が上がってきたことです。これまた当然のこととして、編集者は口を出すだけでなく、玉のような原稿を頂戴したときには著者を絶賛します。それをさかき氏は「お世辞」と勘違いしたのか、私が見本を三橋事務所に届けに行った際に、ポツリと一言。

「原稿を書いたり書き直しているときに、編集長から温かい言葉をかけられて、涙が出そうでした」

編集者冥利に尽きるお言葉……。涙が出そうなのは、こちらのほうです。

PS
グローバル経済の植民地と化した韓国の惨状とは? 無料Videoを公開中
http://keieikagakupub.com/lp/mitsuhashi/38NEWS_video.php?ts=sidebar

<白石編集長からのお知らせ>

さかき漣『顔のない独裁者』は絶賛発売中!
http://amzn.to/16s80QK